フリーボードとは?iPhone・iPadメモ活用法の極意を徹底解説!

ビジネスシーンでもっと効率的に議事録をまとめたり、資料を作成したり、タスク管理を行いたいと思ったことはありませんでしょうか。そんな経験が一度でもありましたら、iPhone・iPadの「フリーボード」の活用がオススメです。そこで本記事では、フリーボードの操作方法や活用方法まで詳しく解説いたします。
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フリーボードとは?無限に広がる超巨大ホワイトボードの世界

フリーボードとは、デジタル空間上に無制限に広がるホワイトボードツールです。メモアプリやドキュメント編集ツールと比較すると、自由なレイアウトでアイデアを整理・共有できることが特徴です。アイデア整理やブレインストーミング(ブレスト)、タスク管理など、柔軟な用途に対応できるツールです。
ここでは、フリーボードの主な特徴や機能について解説いたします。
- フリーボードの主な特徴は、以下の4点です。
-
- 無制限のキャンバス:拡大、縮小が自在で、ページや枠にとらわれない
- 直感的な操作:手書き、テキスト、画像、図形の配置が簡単にできる
- リアルタイム共同編集:複数人で同時に作業可能(最大100人)
- 多様なデータに対応:画像、動画、リンク、ファイルなどを自由に配置可能
- フリーボードとメモアプリとの違いとしては、以下の4点です。
-
- 無限スクロールのキャンバス:拡大縮小自由、エリアを区切ることも可能
- ツールバー:ペンツール、テキストツール、画像挿入、図形作成などが並ぶ
- オブジェクト管理:各要素の移動、編集、グループ化が簡単
- コラボレーション機能:コメント追加、リアルタイム編集が可能
直感的な操作で描ける無制限キャンバス
フリーボードは、キャンバスを直感的に操作できることが特徴です。ピンチイン/アウトによるズームや、指・Apple Pencilを使った描画機能が充実しており、様々なアイデアを表現可能です。ここでは、指・Apple Pencilを使ったズーム機能と描画方法について解説いたします。
ピンチイン/アウトによるズーム機能
- ピンチイン(指を近づける)→キャンバスを縮小し、全体を俯瞰できる
- ピンチアウト(指を広げる)→キャンバスを拡大し、細かい部分を描きやすくする
- ドラッグ(2本指)→画面を自由に移動できる
ズーム機能を活用することで、マインドマップや設計図などをスムーズに描けます
指やApple Pencilでの描画方法
指で描く場合
-
- 画面を直接タップ&ドラッグすることで線を描ける
- 太さや色を変更する場合は、ツールバーのペンアイコンを選択
Apple Pencilで描く場合
-
- 筆圧感知機能に対応しており、力の入れ方で線の濃淡を調整できる
- ダブルタップ機能(設定による)で消しゴムツールへ瞬時に切り替え可能
メモアプリとの違いがわかる比較ポイント

フリーボードとメモアプリでは、用途や操作性に大きな違いがあります。それぞれの特徴を表にまとめました。また、フリーボードを使用する具体例とメリットとについて解説いたします。
ここでは、フリーボードの主な特徴や機能について解説いたします。
フリーボードとメモアプリの比較表
機能・特徴 | フリーボード | メモアプリ |
---|---|---|
キャンバスの広さ | 無制限 | ページやファイル単位 |
入力方式 | 手書き、テキスト、画像、図形、ファイル | テキスト中心 |
自由度 | 直感的なレイアウト、自由配置 | テキストベースでリニアな構成 |
共同編集 | リアルタイムで複数人が同時作業 | 基本は編集者1人 |
描画ツール | ペン、マーカー、消しゴム、図形ツール搭載 | ほとんどなし |
用途 | アイデア整理、ブレスト、設計図、ビジュアルノート | 文章メモ、リスト管理、簡単なメモ |
データの種類 | 画像・動画・リンク・ファイルの貼り付けが可能 | 画像やリンクは貼れるが、自由配置が難しい |
フリーボードを使用する具体例とメリット
アイデア整理・ブレインストーミング
- 具体例:
-
- マインドマップを作成し、アイデアを整理
- チームでリアルタイムに意見を書き込み、話し合いをして整理
- メリット:
-
- 無制限キャンバスを活用して、アイデアを広げやすい
- 手書きとテキストの組み合わせで、発想をビジュアル化しやすい
プロジェクトの設計やワークフローの可視化
- 具体例:
-
- Webサイトのワイヤーフレーム作成
- ビジネスフローやタスク管理の可視化
- メリット:
-
- 図形や矢印ツールでワークフローや設計図を描きやすい
- 画像、ファイルの配置も自由なので、資料をまとめやすい
学習・ノート作成
- 具体例:
-
- 講義の内容をまとめたビジュアルノート
- 語学学習や数学の計算式の整理
- メリット:
-
- メモ、図表、画像を組み合わせた学習ノートが作れる
- 重要なポイントを色分けしたり、線で関連付けたりできる
フリーボードの魅力とは?最大100人でリアルタイム共同編集

フリーボードの魅力の一つが、リアルタイムでの共同編集機能です。 最大100人まで同時に作業でき、すべての参加者がリアルタイムで変更を反映可能です。また、変更履歴を確認し、誰がどこを編集したか把握できるため、ブレインストーミングやプロジェクト管理、ノートの共有がスムーズに行えます。
FaceTimeと連携した快適な会議進行
FaceTime(フェイスタイム)は、Appleのビデオ通話・音声通話アプリです。appleデバイスに標準搭載されており、画面共有をしながら最大32人まで同時通話ができます。
フリーボードとFaceTimeを連携し、リモート会議やブレインストーミングをスムーズに進行できます。リアルタイムで意見を交わしながら、同じフリーボード上でアイデアを共有・整理できるため、効率的な議論が可能です。
ここでは、FaceTime×フリーボードの操作手順と活用シーンについて解説いたします。
FaceTime×フリーボードの操作手順
FaceTime経由でフリーボードを共有する手順
-
- FaceTimeを開始(iPhone, iPad, Mac対応)
- FaceTimeの「共有」アイコンをタップし、「フリーボードを共有」を選択
- 自動的にフリーボードが開き、通話参加者が同じボードを編集可能
- 参加者がリアルタイムで書き込み、アイデアを整理
- 会議が終わったら、ボードを保存・エクスポートして共有
フリーボードの共有設定(手動でリンクを送る場合)
-
- フリーボードを開く
- 「共有」ボタンをタップし、「リンクをコピー」
- FaceTimeのチャット欄に貼り付け、参加者へ送信
- 参加者がリンクを開くと、リアルタイムで編集可能
FaceTime×フリーボードの活用例
① ブレインストーミング会議
- フリーボードのメリット
-
- リアルタイムでアイデアを書き込める
- 図やマインドマップを作成しながら議論を進められる
- 発言と同時に視覚的な共有ができる
② 進捗会議
- フリーボードのメリット
-
- タスクや進捗状況をボード上で視覚的に管理
- 付箋やチェックリストを活用し整理できる
- 共同編集でその場で修正、更新が可能
③ オンライン授業・ワークショップ
- フリーボードのメリット
-
- 教師と生徒が同時にボードへ書き込める
- 手書きや画像を活用して、わかりやすく説明できる
- 直接質問、回答ができる
複数人での同時編集を簡単操作
フリーボードの同時編集機能は、iCloudを通じてリアルタイムに同期されます。参加者が加えた変更は、即座に全員の画面に反映されるため、同じホワイトボードを囲んでいる感覚で作業ができます。ここでは、共同で編集するための操作手順をホスト側と参加者側に分けて解説いたします。
共同編集の操作手順(ホスト側)
① フリーボードを共有する
- フリーボードを開く(iPhone/iPad/Mac)
- 右上の「共有」ボタンをタップ
- 「リンクをコピー」または「共有先を選択」(メッセージ、メール等)
- 「編集を許可する」または「閲覧のみ」の権限を設定
- 参加者にリンクを送信し、アクセスしてもらう
② 参加者の追加・管理
- 共有リストの確認:「共有」ボタンをタップすると、現在の参加者を確認できる
- 権限変更:個別に「編集可能」⇔「閲覧のみ」を切り替え
- 共同編集の終了:共有を解除すると、参加者は編集できなくなる
参加者の視点での操作手順
① フリーボードへの参加方法
- ホストから共有リンクを受け取る(メッセージ、メール等)
- リンクをタップし、フリーボードを開く
- iCloudにログインしていると、リアルタイムで共同編集が可能
- カーソルが表示され、他のユーザーがどこを編集しているか確認できる
② 実際の編集作業
- 手書き、テキスト、画像、付箋などを追加
- 他の参加者の変更を確認
- コメント機能でフィードバックを残す
- FaceTimeと併用して話しながら作業する
フリーボードの基本操作と設定方法

ここからは、基本操作や初期設定、描く・書く・貼るといった基本アクションについて解説します。
まずは、操作の前に初期設定について解説いたします。
- ①アプリを開く
-
- iPhone / iPad / Macで「フリーボード」アプリを開く
初めて開く場合、iCloudとの同期設定を求められる
- iPhone / iPad / Macで「フリーボード」アプリを開く
- ②iCloud同期を有効化
-
- 設定アプリを開く
- [Apple ID] → [iCloud] → [フリーボード] を選択
- iCloudの使用をONにすることで、データがクラウドに保存され、どのデバイスからもアクセス可能に
- ③ 新しいボードを作成
-
- フリーボードのトップ画面で「新規ボード」を作成
- 名前を付けて管理しやすくする
描く・書く・貼るの基本アクション
フリーボードは、手書きで描く、テキストを書く、画像やファイルを貼るといったアクションを直感的に操作が可能です。
各操作の具体的な操作手順を解説いたします。
描く
操作手順
- フリーボードを開く
- ツールバーの「ペンアイコン」をタップ
- ペンの種類を選択 ・鉛筆、マーカー、蛍光ペン
- 色を選ぶ
- 指やApple Pencilでキャンバスに描く
- 消しゴムツールを選択し、不要な部分を削除
コツ
- Apple Pencilを使うと筆圧で線の強弱がつけられる
- ズームインをすると細かい部分を描きやすい
- 複数のペン種類を使い分けて整理する
書く
操作手順
- ツールバーの「A(テキスト)」アイコンをタップ
- キャンバス上をタップしてテキストボックスを追加
- 文字を入力
- フォント・サイズ・色を変更
- ドラッグ&ドロップでテキストの位置を自由に移動
コツ
- 用途に応じて文字サイズを調整
- 色を活用して、重要なポイントを強調
貼る
操作手順
- ツールバーの「+(追加)」アイコンをタップ
- 貼り付けたいコンテンツを選択
- 貼り付けた要素をドラッグして移動
- 拡大・縮小・回転などの調整を行う
コツ
- 付箋を活用して、メモやタスクを整理
- ファイルを直接貼り付け、資料を一元管理
ズーム&パンで快適な画面操作
フリーボードでは、ズーム機能(拡大・縮小)とパン(画面移動)の直感的な操作で、細かい作業や全体のレイアウト調整がスムーズにできます。
各操作のメリットと具体的な操作手順をデバイスごとに解説いたします。
ズーム機能のメリット
- 拡大して細部の編集がしやすい
- 縮小して全体のレイアウトを俯瞰できる
ズーム(拡大・縮小)の操作手順
- iPhone / iPad…2本指でピンチイン(縮小) / ピンチアウト(拡大)
- Mac(トラックパッド)…2本指でピンチイン・アウト
- Mac(マウス使用)…Optionキー+スクロール
パン操作のメリット
- 自由自在にスクロールできる
- ズームと組み合わせて必要な部分に素早くアクセスできる
パン(画面移動)の操作手順
- iPhone / iPad…2本指でドラッグして移動
- Mac(トラックパッド)…2本指でスワイプ
- Mac(マウス使用)…スペースキーを押しながらドラッグ
安心のファイル管理とバックアップ
フリーボードは、iCloudとの連携により自動バックアップやファイル管理が簡単にできます。
重要なデータを安全に保存し、複数のデバイスからアクセスするための管理方法やバックアップ設定について詳しく解説します。
フリーボードのファイル管理の仕組み
基本のファイル管理
- ボードごとに自動保存
- フォルダを作成して整理可能(iPad/Macのみ対応)
- 検索機能で過去のボードを探せる
- 共有リンクを作成し、共同作業できる
クラウド保存(iCloudとの連携)
- iCloudにデータを自動保存(Apple IDでログインしている限りデータは消失しない)
- iPhone、iPad、Mac間で同期可能(どのデバイスでも同じボードにアクセス可能)
- オフライン作業も可能で、インターネットに接続すると同期される
ファイル管理の具体的な操作手順
ボードの整理方法(フォルダ管理)
- フリーボードを開く
- 「フォルダ作成」ボタンをタップ(iPad/Macのみ対応)
- フォルダに名前を付ける
- 作成済みのボードをフォルダへドラッグ&ドロップ(Mac/iPad)
- ポイント
-
- フォルダ整理をすることで、必要なボードを見つけやすくなる
ファイルのエクスポート(バックアップ用)
- バックアップしたいボードを開く
- 「共有」ボタンをタップ
- 「PDFとして保存」または「画像としてエクスポート」を選択
- ファイルアプリやGoogle Driveなどに保存
- ポイント
-
- 定期的にPDFエクスポートして保存すると、データ消失時にも復元できる
バックアップ設定(iCloudの活用)
iCloudバックアップの設定
- 「設定」アプリを開く(iPhone/iPad)
- [Apple ID] > [iCloud] を選択
- 「フリーボード」をONにする(自動的にiCloudへバックアップ)
- 「iCloudバックアップ」もONにする(定期的なデータ保存が可能)
- ポイント
-
- iCloudがONになっていれば、削除しても30日以内は復元可能
手動バックアップの方法(ローカル保存)
- フリーボードをPDFまたは画像でエクスポート
- Google Drive / Dropbox / OneDriveにアップロード
- USBメモリや外部ストレージに保存
- ポイント
-
- クラウド保存とローカルバックアップの併用で安全
iPhoneとiPadならではの活用術

フリーボードは、iPhoneとiPadのそれぞれの特性を活かした使い方が可能になります。
iPhoneの手軽さと、iPadの大画面・Apple Pencil対応を活用することで、効率的な作業が可能になります。
ここでは、デバイスごとの活用方法や使い方の違いを詳しく解説します。
iPhoneは手軽なアイデア整理、iPadはクリエイティブ作業に活用できます。
- 手軽にメモを取る→アイデアをその場で記録できる
- 外出先でのアイデア整理→その場で調べた画像やリンクを貼り付ける
- 片手でズーム&スクロール
- Apple Pencilで手書きが自由自在 →ノートやスケッチがスムーズ
- Split View(分割画面)対応 →参考資料を見ながら編集できる
- 大画面で複数のアイデアをまとめやすい
機能・操作 | iPhone | iPad |
---|---|---|
画面サイズ | 片手サイズのコンパクトで持ち運びやすい | 大画面で作業がしやすい |
Apple Pencil対応 | 未対応 | 対応 |
キーボード入力 | 片手操作、あるいは両手親指操作 | 外付けキーボードを用いればPCと同様に使える |
マルチタスク(Split View) | 未対応 | 2つのアプリを同時に開いて作業できる |
操作性 | 片手操作が基本 | 両手で本格的な作業 |
ズーム・パン | ピンチイン・アウト操作が直感的でしやすい | 指やApple Pencilで細かい調整が可能 |
Apple Pencilを120%使いこなすコツ
Apple Pencilを活用すると、フリーボードでの作業がより快適になります。
フリーボードでApple Pencilを使うメリットは下記の4点です。
- 直感的に手書きができる
- 筆圧感知で線の強弱をコントロールできる
- iPadのロック解除不要で瞬時にメモができる
- 消しゴム&ダブルタップ機能でスムーズに修正ができる
Apple Pencilを活用する基本テクニックについて詳しく解説いたします。
- 描画モードの活用
-
- フリーボードのツールバーで「ペンアイコン」をタップ
- ペンの種類を選択(鉛筆、マーカー、蛍光ペンなど)
- 筆圧を調整しながら、細かい線や太い線を描き分ける
- 消しゴムツールを使って不要な部分を削除
- なめらかに手書きテキストを書く
-
- ペンツールを選択し、手書きで文字を書く
- ズーム機能(ピンチアウト)を使って細かい字も綺麗に書く
- 必要ならテキスト変換(iPadのスクリブル機能)を活用
- スクリブル機能の有効化方法
-
- 「設定」アプリ → Apple Pencil
- 「スクリブル」をONにする
- フリーボードで手書きすると、自動でテキスト変換が可能
- 消しゴム&ダブルタップ機能の活用
-
- Apple Pencilのダブルタップ(第2世代のみ)で「消しゴム」に切り替え
- 消したい部分をなぞって削除
- 部分消去モードとストローク全消去モードを切り替え可能
- 図形作成&補正機能を活用
-
- Apple Pencilで手書きで円や四角、直線を描く
- 数秒間ペンを離さずにいると、フリーボードが自動補正
- 整った図形に変換され、デザインやフローチャートに便利
マルチタスクを実現するスプリットビュー
スプリットビューは、iPadの画面を2つに分割し、2つのアプリを同時に使用できる機能です。フリーボードとの併用で作業効率が向上します。
スプリットビューの基本操作や活用シーンを解説いたします。
スプリットビューの基本操作
スプリットビューの起動手順
-
- フリーボードを開く
- 画面下から上にスワイプして「Dock」を表示
- もう1つ開きたいアプリをDockから長押ししてドラッグ
- 画面の左または右にドラッグし、分割表示にする
- ポイント
-
- 左右のアプリのサイズをスライダーで調整できる
スプリットビューの活用術
① 会議をフリーボードでリアルタイムメモ
- 活用ポイント
-
- ZoomやFaceTime等を開きながら、フリーボードでメモ、議事録を作成
- 重要な内容を手書きや付箋で整理し、チームで共有する
② 調べた内容のメモ作成
- 活用ポイント
-
- ウェブで調べた情報を、フリーボードにドラッグ&ドロップで整理
- スクリーンショットをフリーボードに貼り付けて、資料をまとめる
③ ノート作成
- 活用ポイント
-
- 教科書や論文、PDF資料を見ながら、フリーボードにノートとしてまとめる
④ タスク管理
- 活用ポイント
-
- メールを確認しながら、フリーボードでタスク整理
- メンバーとチャットをしながら、フリーボードで計画を立てる
他アプリとの連携テクニック
フリーボードと外部アプリを連携することで様々な用途で活用できます。外部アプリとの連携の実用例を詳しく解説します。
他アプリとの連携
① Google Drive / Dropboxと連携してバックアップ
- 活用ポイント
-
- フリーボードのデータをPDFや画像に変換し、バックアップを取る
② Notion / Evernote × フリーボードで情報整理
- 活用ポイント
-
- フリーボードで作成した資料をNotionにリンク
- Evernoteのテキストメモをフリーボードで整理する
③ Canva / Adobe Illustratorと連携してデザイン作業
- 活用ポイント
-
- フリーボードでアイデアを作成し、CanvaやIllustratorに転送
- デザインのフィードバックをコメントする
フリーボードの便利機能と活用シーン

フリーボードは、手書きメモや図形の挿入、付箋、写真やPDF、リンクの貼り付けなどの便利な機能があります。
iCloudを通じたリアルタイム共有機能により、複数人で同時に編集できるのも大きな特徴で、アイデアの視覚的整理やチームとの共同作業に適しています。
活用シーンとして、ブレインストーミング、会議メモの共有、プロジェクトの進行管理などがあり、情報を自由にレイアウトできることで発想の幅が広がり、視覚的に関連性を把握しやすく、アイデアの整理も容易になります。
プレゼンテーション資料作成時にも、構成やビジュアル要素の整理に役立ち、スライド作成前の下書きとしても活用可能です。
アイデアからプレゼンまでの活用例
フリーボードはアイデア出し・整理・デザインを行えるツールのため、プレゼン作成に便利です。アイデア出しからスライド作成までの流れを詳しく解説します。
①アイデア出し(ブレインストーミング)
-
- 自由にアイデアを出す
- 手書き、付箋、画像を利用してアイデアを整理する
- 共同編集しながらアイデアを広げていく
②構成を整理(プレゼンの骨組み作成)
-
- スライドの流れをフリーボードで整理する
- 伝わりやすい構成に整理する
③スライドデザインの設計
-
- フリーボードでレイアウトを試しながらデザインを決定
- 画像、図形、グラフを配置し、わかりやすいスライドにする
- カラーやフォントを統一し、一貫性を持たせる
④スライド作成 & 仕上げ
-
- フリーボードで整理した情報をPowerPoint等に落とし込む
⑤プレゼン実施 & 共有
-
- 共有機能を活用しプレゼン内容を議論する
- 発表後のフィードバックを記録し、改善点を整理する
付箋・図形で情報を見やすく整理
フリーボードでは、付箋や図形を活用して、情報を視覚的に整理することで、わかりやすいレイアウトを作成できます。付箋と図形を使った情報整理の方法と操作手順について解説いたします。
付箋を使った情報整理の方法
付箋の活用メリット
-
- キーワードやタスクを視覚的に管理できる
- 優先度やカテゴリーごとに色分けで分類できる
- ドラッグ&ドロップで自由に配置できる
付箋の追加&カスタマイズ操作手順
-
- ツールバーの「+」ボタンをタップ(iPhone/iPad)
- 「付箋」を選択するとキャンバス上に追加
- テキストを入力し、簡単なメモを作成
- 付箋をドラッグして移動し、情報を整理
- カラーパレットを開き、色を変更して分類
- サイズを変更する場合は、角をドラッグして調整
図形を使った情報整理の方法
図形の活用メリット
-
- フローチャートやマインドマップの整理に最適
- 矢印や線を追加できるため情報のつながりを視覚的に整理できる
図形の追加&編集操作手順
-
- ツールバーの「図形」ボタンをタップ
- 使用したい図形(四角、丸、矢印、吹き出しなど)を選択
- キャンバスに配置し、サイズをドラッグで調整
- カラーパレットを開き、図形の色を変更
- 矢印ツールを使って、関係性を視覚的に表現
フリーボード利用時の注意点

フリーボードは便利なツールですが、データ管理、共同編集、プライバシー設定などの面で注意が必要です。トラブルを防ぐためのポイントと回避策について詳しく解説します。
フリーズ時の強制再起動方法
フリーボード利用時の注意点と対策
① データの保存とバックアップ
- 注意点:
-
- フリーボードはiCloudで自動保存されるが、誤って削除すると復元が難しい
- 回避策:
-
- iCloud同期を有効にする(設定 → [Apple ID] → [iCloud] → フリーボードをON)
- 重要なボードはPDFや画像にエクスポートしてバックアップをとる
- ファイルアプリやGoogle Drive等のクラウドストレージにも保存
② 共同編集時のトラブル
- 注意点:
-
- 他の人が誤って編集・削除する可能性がある
- 回避策:
-
- 共有時に「閲覧のみ」設定を活用(編集権限を制限できる)
- 定期的に手動でバックアップ
- 誰が編集したのかを把握するために、変更点をメモに記録
③ iCloudのストレージ制限
- 注意点:
-
- iCloudの容量がいっぱいになると、データが保存できなくなる
- 回避策:
-
- iCloudのストレージを定期的に確認(設定 → Apple ID → iCloud→ ストレージ管理)
- 不要なボードを削除して、容量を確保
- Google DriveやDropbox等にエクスポートして、データを整理
④ プライバシーとセキュリティ
- 注意点:
-
- フリーボードの共有リンクは誰でもアクセス可能になる可能性がある
- 回避策:
-
- 共有時に「リンクを知っている人のみアクセス可能」or「特定の人のみ編集可」に設定
- パスワード付きのPDFで保存して共有
- FaceTimeと連携する場合は、不要な相手にリンクが送信されないよう注意
⑤ 大量の要素を配置すると動作が重くなる
- 注意点:
-
- 画像・ファイルを大量に貼り付けると、動作が遅くなることがある
- 回避策:
-
- 不要な要素を削除し、データを軽量化
- 画像は圧縮して貼り付ける
- エリアごとに整理
データ容量を賢く管理するコツ
フリーボードを使い続けるとデータが増え、iCloudのストレージを圧迫します。効率よくデータを管理し、無駄なデータを削減する方法を詳しく解説します。
フリーボードのデータが増える主な要因
- 高解像度の画像、スクリーンショットの貼り付け
- 大量のPDF、ファイルの添付
- 大きなボードを保存し続ける
データ容量を賢く管理する方法
① iCloudストレージの使用状況を確認
- 確認手順(iPhone/iPad)
-
- 「設定」アプリを開く
- [Apple ID] → [iCloud] をタップ
- 「ストレージを管理」を選択し、フリーボードのデータ使用量を確認
② 不要なボードを削除し、データ容量を節約できます。②不要なボードを削除し、データ容量を節約できます。
- 削除手順
-
- フリーボードを開く
- 削除したいボードを長押し(iPhone)または右クリック(Mac)
- 「削除」を選択
- ゴミ箱内を定期的に空にする(完全に削除されるまで30日間保持される)
③ 画像・ファイルの容量を抑える
- データ容量を減らす方法
-
- 画像を圧縮してから貼り付ける(スクリーンショットはトリミング)
- 不要なPDF、ファイルを削除(エクスポートして外部保存)
- ファイルを直接フリーボードに置かず、クラウドストレージに保存
④ データのエクスポート&外部ストレージ活用
- エクスポート手順
-
- 保存したいボードを開く
- 「共有」ボタンをタップ
- 「PDF」または「画像としてエクスポート」を選択
- Google Drive / Dropbox / OneDrive などのクラウドストレージに保存
⑤ 使わないデバイスでの同期をオフにする
- 同期をオフにする手順
-
- 保存したいボードを開く
- 「Apple ID」→「iCloud」→「フリーボード」を選択
- 不要なデバイスでは「オフ」に設定
安全な共有のためのプライバシー設定
フリーボードの共有機能は便利ですが、適切な権限管理が行われていないと、機密情報の漏洩や不正アクセスの可能性があります。ビジネス用途でフリーボードを使う場合には、機密情報の漏洩を防ぐために慎重に設定を行いましょう。適切なセキュリティ管理を行うために、設定方法を詳しく解説します。
共有時のプライバシー設定の基本手順
① 共有リンクの管理
-
- フリーボードを開き、右上の「共有」ボタンをタップ
- 「リンクをコピー」または「共有先を選択」
- 「アクセス権限」を設定(以下の3つの選択肢から設定)
- 「リンクを知っているすべての人」
- 「招待した人のみ」
- 「閲覧のみ」
② 編集権限の設定
-
- 「共有」メニューから、個別の編集権限を選択
- 「編集可能」または「閲覧のみ」を選択
- 不要になった共有者は「アクセスを削除」
③ 共有リンクの無効化
-
- 「共有」メニューを開く
- 「リンクを無効化」または「招待した人を削除」を選択
- 共有が不要になったボードは、アクセス制限を変更して保護
使わなくなった共有リンクは、不正アクセス防止のために削除する
より安全な共有のための追加対策
① 二要素認証の活用
-
- Apple IDに二要素認証を設定する
- 「設定」→「Apple ID」→「パスワードとセキュリティ」→「二要素認証を有効化」
② iCloudのプライバシー設定の確認
-
- フリーボードのデータはiCloudに保存されるため、Apple IDのプライバシー設定を適切に管理
- 「設定」→「Apple ID」→「iCloud」→「フリーボード」のアクセスを管理
③ デバイスの紛失時の対策
-
- iCloudの「探す」機能を有効にし、紛失時のデータ保護を強化
- リモートワイプ(遠隔消去)を設定し、万が一の場合でもデータ削除して情報漏洩を防ぐ
まとめ

「フリーボードとは?iPhone・iPadメモ活用法の極意を徹底解説!」と題して、フリーボードの操作方法や活用方法を解説してまいりましたが、いかがでしたでしょうか。
フリーボードを活用すれば、ビジネスシーンで議事録をまとめることやタスク管理を効率的に行うことができます。セキュリティに気を付けながらぜひご利用ください。
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パソコンの固定資産税をわかりやすく解説|税負担を軽減するポイントとは? パソコンは購入したほうがお得に感じるが…オフィスのパソコンは、購入して資産PCとして利用するほうが節税に役立つように感じますが、場合によってはレンタルやリースにしたほうがお得なこともあります。資産PCは購入してしまえば会社の資産になるので、壊れるまで自由に利用できるというメリットがありますが、長期間使用しているとだんだんパフォーマンスが悪くなるというデメリットもあります。また、新たなOSが登場した場合、自社でバージョンアップしなければならず、初期費用プラス経費がかかることになり、節税どころか余計に費用がかかってしまうこともあります。パソコンを長期的に利用しようと思えば資産PCを入手するほうが確かにお得ですが、長期的に使用するとランニングコストがかかってしまうこともあるので、一概に購入したほうが良いとはいいきれない部分もあります。更新日 -
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AndroidタブレットとiPadタブレットを比較 AndroidタブレットとiPadタブレットでは基本的にできることは同じといえます。タブレットであるということは同じなので、OSの違いによる操作方法の違いということになります。タブレット上で操作するアプリケーションを考えると、AndroidタブレットでもiPadタブレットでも同じアプリケーションが配布されていることから、操作に関してはほとんど違いがないということになります。ネットワークの接続に関しても双方に大きな違いはありません。ですから、どちらを使用しても基本的には同じことができます。大きな違いはOSということになり、その操作性の違いということになるのです。更新日
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CPU性能で比較!パソコンの使い方にあったCPUの選び方 Intel® Core™ iシリーズとは、インテルが発売するCPU(プロセッサー)です。搭載するCPUによってパソコンの性能は大きく変わってきます。使用目的と予算のバランスを考えて選びましょう。Intel® Core™ iシリーズと世代についてまとめてみました。更新日 -
パソコンのメモリとは?パソコンを選ぶ際の目安も紹介! PCをどう選んでいいか分からない方へ、用途別で必要なメモリ容量の目安をご紹介いたします。パソコン選びをする際、ぜひ参考にしてください。更新日 -
レンタル、リース、購入の違い レンタル、リース、購入。商品の調達方法として比較されることが多いこの3つですが、それぞれの違いを知ることで、状況に合わせてどの選択をすればいいのか比較してみました。更新日 -
HDDとSSDの比較について 数年前と比べて、デスクトップパソコンやノートパソコンでも見かけることが多くなった『SSD』。HDDと比較してアプリケーションの起動が早く、ハイスペックであることが特徴です。しかし、容量当たりの価格がHDDよりも高価なため、コストパフォーマンスを考えるとHDDも利用され続けています。HDDとSSDどちらが搭載されているパソコンをレンタルすればいいのかを比較してみました。更新日